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2008年7月

2008年7月 6日 (日)

貴州省で暴動

貴州省で暴動のニュース。16歳の少女の死をきっかけに民衆が警察署を襲う。そういえば半年ほど前にも四川のある県で暴行死した少女がきっかけで暴動が起きたはず。親戚一同が怒るのは判る。でも街中の庶民が怒るってことは、普段から余程恨まれてるからだろう。

中国は各地で毎年何万も暴動が起きている。だが、批判の矛先が中央の指導者に向かう事はない。なんとも巧妙な支配体制が出来上がっている。江沢民は庶民に嫌われていた。みんな今の胡・温は大好きだ。庶民の怒りは地方の役人に対してである。

胡錦濤は皇帝だ。汚職にまみれた地方の小役人を皇帝が罰してくれる!災害があるとすぐ作業着で駆けつけてくれる温家宝は水戸黄門のようでもある。総理!おらが村の悪代官をやっつけてけろ!そんな感じが今の中国である。北京にやってくる陳情者のなかには打倒中国共産党を叫ぶものも居るには居る。だが数はまだ多く無いように思える。

本格的に体制が揺らぐには、いま少し時間がかかるかもしれない。

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2008年7月 5日 (土)

北京から無事帰国

3日前、北京から戻った。四川の地震を励ますような看板が街のあちこちで目についた。通訳の李くんの会社でも募金を募ったという。ある通りでは日本人の留学生が被災者の為のバザーをやっていた。中央電視台では四川で活動した軍隊などの報告会なる番組を流していた。画面には彼らの英雄的活動が映しだされていた。報告会場の拍手は鳴り止まなかった。国家指導者が可哀想な被災者たちを慰めて廻るシーンがニュースで繰り返し流れていた。遠くの省60歳台のお爺さんが四川に災害ボランティアに出掛る番組をやっていた。爺さんの熱い志に誰もが心打たれるといった構成の番組だった。何かしら違和感を覚えた。上に書いた事は多分それ自体悪い話ではないだろう。因みに自分は被災者の為になることは何にもしていない。

私は性格が悪いんだろうか。

中国ではマスコミは党の舌である。メディアは党の宣伝部隊である。勿論今では中国にも鋭い問題意識を持つ記者は一杯いる。核施設の破壊状況については誰もが知りたいだろう。しかし、そういった場合、党中央宣伝部は国営新華社通信の記事以外、掲載禁止の通達をだす。
かくして震災の政治利用が始まる。違和感の原因はそこにある。
一般の中国人を見る限り、前回のチベット蜂起、今回の大震災、ともに党の世論誘導は成功しているように思える。そしてますます違和感を覚える。

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