渡邉博史写真展
ギャラリー冬青で渡邉博史さんの写真展「Ovservations」を見る。6×6で撮影されたモノクロプリント。格調高い。好きなタイプだ。スナップの手法で世界各地を撮り歩いている。光を意識するようなモチーフが多い。森羅万象からある秩序すくい取るような撮り方。うまく言葉で表現できないけど。
実は渡邉さんの名は知らなかったが、米国市民権を取得し、アチラをベースに活躍している写真家だそうだ。欧米の写真雑誌にいろいろ作品が掲載されていた。もともとTVのCMなんかを作っていたそうだが、何年かまえに写真家に転身したらしい。アイスランドの写真もあれば北朝鮮のカラー作品もある。ドキュメンタリー写真家のようでもあるが、作品はファインアート作品と言ったほうがよいのだろう。ある意味ユニークな存在に思える。
冬青はプリントを販売する専門ギャラリーなので、写真を撮る側の身としてはなんだか気後れする。買う側ではないので…。お茶なんかも出していただいて申し訳ない気持ちだ。
しばらく見ているとオーナーで冬青社社長のTさんがいらした。Tさんには以前自分の作品を見ていただいたことがある。気さくな方でエディションとプリント価格の仕組みを教えていただいた。
渡邉さんの日本での紹介はこれからだろう。Tさんはかなり評価している。今同時に青山ポールスミスギャラリーで別のシリーズの写真展をやっている。3月には銀座ニコンでもやるそうだ。
日本の写真界は雑誌の写真家を中心に展開したので、プリントを売るという習慣があまりない。アメリカ仕込みの写真家の凱旋で風向きがかわるといいな。
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